2019年11月から四国電力エリアでも続々と卒FITが始まりますが、
どのような対策を取れば良いか迷っているという人もいるのではないでしょうか。
今回は、四国電力の卒FIT対策や新電力会社の買取りについてまとめてみました。
四国電力の卒FIT対応について
四国電力では、2019年11月以降に始まる卒FIT対応として、3つのプランを提案しています。
それぞれメリットもデメリットもあるので、比較してからプランを決めましょう。
四国電力公式ページはこちら
四国電力の卒FIT対応は3つ
- 買取プラン
- 四電ためトクサービス
- 蓄電池購入プラン
の3つです。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
1. 買取プラン
今まで太陽光発電によって売電収入を得ていた人で、引き続き四国電力に電気を売りたいという方へ、
電気の買取プランを用意しています。
ただし、こちらのプランは今までのような高い固定金額ではありません。
FITの期間内だと26円/kWhで売電できましたが、卒FIT後は7円/kWhになります。
それでも、買取プランだと既存の設備などを使用することができる為、
費用も発生せず収入は減りますが、引き続き売電はできるのです。
卒FIT後も四国電力に売電したいという人は、公式サイトから買取プランの申し込みを行ってください。
手続きもすごく簡単なので、継続して四国電力に売電する方にはピッタリです。
四国電力公式ページ:買取プランの詳細はこちら
2. 四電ためトクサービス
四国電力では、余剰電力を売電するだけではなく、
預かって使用できる「四電ためトクサービス」を卒FIT対策として準備しています。
四電ためトクプランは、余剰電力が発生した場合その電力をいったん四国電力が預かるというサービスです。
預かった電力分を使用した電気料金から割引してくれるので、無駄なく電気を使用でき、電気料金節約にもなります。
余った電気を無駄にすることなく、設備を購入する必要も無いので、
卒FITで迷っている方にためトクサービスはおすすめです。
四国電力公式ページ:四電ためトクサービスの詳細はこちら
3. 蓄電池購入プラン
四国電力の卒FIT対応で注目されているのが、家庭用蓄電池のプランです。
こちらのプランは、四国電力だけではなく国が補助金を出して推進している対策になります。
蓄電池の購入と設置は必要になりますが、太陽光発電で発電した電気を自家消費することができますし、
突然の停電や災害時に家庭用蓄電池が活躍します。
2019年は自然災害が頻発したので、停電で困ったという人を見ると蓄電池の重要性が理解できるのではないでしょうか。
災害対策だけではなく、家庭用蓄電池は昼間発電した電力を夜間に使う事が可能になる為、電気代の節約にもなります。
四国電力公式ページ:蓄電池購入プランの申し込みはこちら
四国電力で卒FIT対策の申し込みには条件がある?
四国電力では、卒FITのご家庭に買取りやお預かりのプランを推奨していますが、加入条件などはあるのでしょうか?
こちらでは、それぞれのプランの加入条件などについてご紹介します。
電力買取りに条件があるのか?
四国電力の買取りプランでは、太陽光発電の買取り金額が卒FIT後に7円/kWhと下がってしまいますが、売電は引き続き行えます。
ただし、条件がありますので確認しておきましょう。
- 四国電力エリア(香川・愛媛・徳島・高知)で太陽光発電の売電をしていた
- 固定買取り期間が終了し卒FITされたご家庭
まず、四国電力エリアが絶対条件です。
四国以外の方が四国電力の買取りプランを利用する事ができません。
また、固定金額での買取り実績があり、今まで太陽光発電によって売電収入があった方が対象となります。
売電実績が無いのに四国電力の買取りプランを利用する事はできません。
ためトクの条件とは?
四国電力では、買取りプランの他にためトクサービスを行っていますが、加入条件は次のようになっています。
- 四国電力の最大お預かり電力は150kWhまで
- 余剰電力は電気料金から割引
- ためトクサービスは月額2,700円(税込)で利用可能
四国電力のためトクサービスは、設備の購入も無いため選択しやすいと好評です。
ただし、月額使用料が2,700円(税込)かかりますので、この金額を払ってでも使いたいかどうか考える必要があるでしょう。
余剰電力は四国電力が買い取ってくれますが、設備費をかけずに節電したいという人にはおすすめです。
四国電力以外の卒FITプラン
四国電力エリアでは、四国電力以外でも電力の買取りを行っています。
こちらでは、新電力会社をご紹介しますので買取り価格や条件を確認しておきましょう。
四国電力エリアの卒FIT後買取り価格一覧と条件
電力買取り業者 | 買取り価格 | 条 件 |
SEKISUI | 9.0~12円/kWh | セキスイファミエス蓄電池購入が必須 |
昭和シェル石油 | 8.5円/kWh | 8.5円/kWh電気プラン切替えが必須 |
ミツウロコ電気 | 8円~9円/kWh | 電気契約者・未契約者OK |
NTTスマイルエナジー | 8.4円/kWh | 電気プラン加入が必須 |
丸紅ソーラートレーディング | 12.4円/kWh | シャープ製蓄電池新規購入が必須 |
Looopでんき | 6.0~7.0円/kWh | Looop Solarまたは大東建託契約者 |
積水ハウス | 11.0円/kWh | 積水ハウスオーナー |
ダイワハウスでんき | 10.0~22.0円/kWh | 大和ハウスオーナー等 |
四国で一番高い買取り価格の新電力会社は、ダイワハウスになります。
ただし、大和ハウスのオーナーに限られるので、家を建てる予定のある方は検討してみてください。
蓄電池を購入予定なら、丸紅ソーラートレーディングのプランもおすすめです。
12.4円/kWhと比較的買取り価格が高いので、蓄電し売電するならシャープ製の蓄電池を考えてみても良いでしょう。
家の購入や蓄電池の購入が無い場合は、ミツウロコ電気の買取りが良いかもしれません。
契約者だけではなく未契約者もOKですし、四国電力の買取り価格よりは高くなっています。
四国電力でも新電力会社に売電する人が増えて来ているので、条件が合うか?価格はどうなのか?比較してみると良いでしょう。
四国電力の卒FITに関する口コミ
すでに2019年11月以降、四国でも卒FITとなった方はたくさんいらっしゃいます。
皆さん、どのような卒FIT対策をしているかなど、口コミをまとめてみましたのでご覧ください。
ためトクサービスにしようと思っています
香川県:正岡さま (46歳・女性)
四国電力で10年近く太陽光発電収入を得ています。
卒FITで売電価格が下がりますが、蓄電池まで購入するつもりが無いので、余剰電力を上手く使う事ができる四国電力のためトクサービスを利用するつもりです。
電気代から割引されるのも嬉しいですね。
手続きが簡単な買取りプランにします
愛媛県:横山さま (50歳・男性)
四国電力で卒FIT後どうしようか知人にも聞いてみましたが、蓄電池を買ったりすると設置なども大変なので、手続きが簡単な買取りプランを選びます。
7円/kWhと価格は安いですが、今まで通り売電できるのが魅力です。
新電力会社で売電しようと調べています
高知県:岡本さま(40歳・女性)
もう少ししたら我が家も卒FITとなります。
色々調べたら、四国電力に買い取ってもらうより、新電力会社に売電した方がお得だと思いました。
色々と新電力会社を比較して、高く売電できる所と契約しようと思っています。
四国電力の卒FIT対策まとめ
四国電力では、卒FIT後に他の大手電力会社と同じく、7円/kWhで電気を買い取るプランを発表しています。
固定金額が26円くらいだった人は、安いと驚かれるかもしれません。
しかし、売電自体が無くなるわけでは無いのです。
また、四国でも四国電力だけではなく、新電力会社に売電することができます。
どの新電力会社も四国電力よりは売電価格が高いです。
ただし、住宅オーナーや蓄電池などの購入など、条件が付いていることも多いので、条件を確認して利用できるかどうか見極めてください。
新電力会社に売電することができない場合、四国電力での電力お預かり「ためトクサービス」もあるのでそちらも検討してみてみましょう。
卒FITについて詳しく知りたい、他の電力管内を知りたい方へ
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