外壁塗装を行う場合、屋根も含めて塗装を考慮するパターンも多いといえます。
では、外壁に加えて、屋根塗装を行う場合の注意点や外壁のみではなく、屋根も同時に施工する理由についてみていきましょう。
屋根塗装の5つの注意点について
屋根塗装の注意点は5つほどあります。それぞれの項目について詳しくみていきましょう。
塗装前の見積もりと準備をしっかり行っているか
外壁塗装だけでなく、屋根の塗装についても準備が必要となります。
例えば、確認だけでも
- 雨漏り
- 外壁の傷や汚れ
- 工法の判断
といった項目が考えられ、しっかりとした業者であれば、見積もりの段階から徹底的な調査を行います。
調査を行うことによって、見積もり以外の余計な費用が発生しないように防ぐ事が可能であるためです。
また、業者としても、曖昧な見積もり例工事の予定を立ててしまうことによって工期の延期や突発的な事故が起きる可能性が高まります。
そのため、屋根の塗装工事を行う場合でも、見積もりに対して具体的な説明ができるかどうか、その後の準備をどう捉えているのかを把握する必要があります。
加えて、値段だけでは施工する業者を決定しないことが重要だといえるでしょう。
塗装に対する責任が契約書からを読み取れるか
塗装工事は、依頼者が地裁に動くという場面は挨拶回りしかありません。
場合によっては、それも業者が行うことが考えられます。
そのうえで、業者が塗装工事を行ううえで発生した損害や事故などは業者が責任を持つ必要があります。
依頼者との契約内容などに対しても、そういった内容は通常契約書に記載されています。
加えて、契約を結ぶ段階では、工事業者が明確な説明を行う必要があります。
仮に、安価な料金で契約を結んだ上で契約書に対する具体的な説明がないなどといった場合には、何かしらのトラブルが起きた時に依頼者にはマイナスしかありません。
そうならないためにも、契約書の内容がしっかりしているかどうかも判断基準といえます。
養生処理を確実に行っているかどうか
養生処理は、電気が周りに飛散することを防ぐための処理です。
仮に、養生処理を行わず、電気が依頼者ではなく周辺の住民の外壁や車に飛散した場合には、業者が責任を取る必要があります。
養生処理に関しては、業者の意識によって何をどの程度まで養生するのかが変化することに注意が必要です。
養生に関しては、依頼者が確認することも可能であるため、確実に実行しているかどうかに注意を払いましょう。
加えて、ペンキは液体であるため、液体の濃度によっては高いところから低いところへ流れる可能性もゼロではありません。
養生処理もどの程度まで行えばいいのかを把握しているかどうかによって業者のレベルを計ることが可能です。
安全などに対しても配慮しているか
依頼者は業者が事故を起こしたとしても、責任を取る必要はありません。
高圧洗浄の段階で、窓を閉め忘れていた場合などは、依頼者の責任となる可能性があるものの、施工に関するほとんどの責任は業者にあります。
例えば、足場が必要な高さに対してはしごしか用意せず、転落事故が起きたとしましょう。
その場合の責任は、業者が取るものの、依頼者としても気分は良くありません。
加えて、安全の配慮に欠けるような施工では、安心して依頼を行うこともできないでしょう。
特に、足場の有無は見積書にも記載されており、工事の実施してもある程度、安全帯などの準備が必要となります。
また、評判の良い業者は自分たちがけがをすることによってどのようなことが起きるのかを常に考えているため、リスクを負うような施工は避けるでしょう。
保証の有無をしっかりと説明できるか
アフターフォローやどういった保証を会社として行えるのかを明確に説明する業者でなければ、施行の依頼は避けましょう。
その理由として、工事に対する責任に関して、重大な過失があった場合に、施工者であっても責任を持ちたくないという心理があります。
しかし、しっかりとした業者であれば、そういった保障に対する部分も隠さず説明します。
隠さず説明することによって、依頼者の信頼度が高まるだけでなく、評判も上がりやすくなるためです。
外壁塗装と屋根の塗装は、実際のところ工事を行う人が資格を持っていなくても行うことができます。
そのため、業者選びが非常に重要であり、見積もりなどに関しても説明の仕方によって依頼者の安心感は左右されることになります。
そのため、ここで挙げた注意点をふまえたうえで業者を選定していきましょう
外壁と屋根をセットで施工する理由
外壁の塗装に関してはある程度目安を付けることができます。
例えば、外壁の塗料は劣化が進むことによって、粉となり、壁に独特な模様のようなものができることもあります。
加えて、ヒビなども入り始めるため、外壁塗装の専門家でなくてもある程度判断することは可能です。
そして、屋根に関しては、雨が侵入し雨漏りが発生している場合には、塗装の必要があります。
簡潔にいえば、屋根がその機能を十分に発揮するためには塗料が必要であり、水を弾くのも塗料が機能を発揮しているためです。
また、外壁がそれなりに傷んでいる場合、屋根はさらに消耗していると考えられます。
料金などに関して言えば、足場を運んで組み立てるだけでも数十万円分の費用がかかることも少なくありません。
仮に、外壁塗装と屋根の塗装の時期をずらすだけで数十万円分の費用が張って制することになります。
業者としても、一度に外壁と屋根の施行を視野に入れて見積もりを出すことが可能であるため、何度も見積もりを出す手間を省くことが可能です。
外壁塗装と屋根塗装は同時に行うことでメリットがある
外壁塗装と屋根塗装は、実際のところ塗料以外の施工手順は大きく変わりません。
特に戸建て住宅などであれば、洗浄する箇所が壁だけなのか屋根も含めるのかだけの違いしかないといえるでしょう。
例えば、高圧洗浄によって汚れを落とし、乾燥させるまでの手順は変わりません。
どちらも、正式な手順でいえば3回の塗装作業が必要となります。
フォージド期間に関しては、外壁塗装と屋根の塗装を行っても大きく期間で変動しない施工内容を業者が選定するため大きく期間が変わることもありません。
また、使用している材料によって耐用年数なども変わってくるものの、屋根と外壁を同時に見積もりすることによって、次の施工時期を合わせることが可能となります。
そのため、一度の支払い金額が大きくなるものの、手間や費用の面では結果として安価となりやすいといえるでしょう。
業者選びなどに関しては、通常であれば外壁だけではなく屋根も施工の範囲として運営している業者は数多くあります。
そのうえで、どのような業者を選ぶのかということが非常に重要となってきます。
まとめ
屋根塗装の注意点は外壁塗装の注意点と大きく変わりません。
また、外壁塗装を請け負っている業者は屋根塗装も可能であるため、同時に見積もりを行うことができます。
そして、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリットは、足場工事の費用面にあります。
足場の大きさは家の大きさに比例して変化します。
大規模になればなるほど、一度の料金が高額となることにも注意か必要です。
そのうえで、どのような業者を任せるのかを意識しながら選定していきましょう。