蓄電池を購入した人の中には、「蓄電池で損した」「あまり恩恵を感じない」という人もいます。
どうして蓄電池を購入して損したと感じるのでしょうか?
購入する前は確実に「得になる」と感じて購入に踏み切っているはずなのに…。
今回は、蓄電池を購入したら本当に損なのか?お得に感じているポイントは?の二つの観点から調査し、
- 蓄電池の価格
- 蓄電池補助金
- 蓄電池の口コミ
についてまとめました。
蓄電池購入は本当に損なのか?3つのポイント
蓄電池を購入するときは得すると思っていたのに、損したと感じるポイントはどこなのでしょうか?
このセクションでは、3つのポイントに絞って考察しています。
蓄電池の価格が高すぎて損した
蓄電池で損したと感じている方の多くが、購入した後で蓄電池が高いと感じています。
なぜなら、蓄電池は年々価格が安くなってるからです。
つまり、2年前に購入した人と現在購入した人では、同じような蓄電池でも10万円以上安くなっている場合もあるのです。
後2年待っていればもっと性能が良くて安いものが買えたと思えば、誰でも損したと思うのではないでしょうか。
蓄電池の価格は下がり、高性能で容量も徐々に増えてきているのが現状です。
この辺りは、設置したことで下がった電気代などで元が取れているのかを計算すると、納得できるかもしれませんね。
災害時だけ役立ったと感じ損した
蓄電池を購入した人の中には、災害時の停電などを経験し、災害に備えて買ったという人もいます。
しかし、いざ蓄電池を買ったからといって、災害がいつ起こるのか分かりません。
日々の生活の中では、停電時の苦労も忘れ、高い蓄電池を購入してもあまり役立たないと考える事もあります。
このような場合、蓄電池を買って損したと思う事があるかもしれません。
いつ来るか分からない災害の為だけに蓄電池を買ったならば、無意味で損したと言いたくなる場合もあるでしょう。
この辺りは、生命保険などと同じで「いざという時の備え」として納得するしかありません。
蓄電池業者に騙されて損した
どんな業種でも同じですが、蓄電池の販売業者の中にも悪徳業者がいます。
このような悪徳業者は、訪問販売やアポ電話などでいきなりお客さんとコンタクトを取り、言葉巧みに蓄電池を売りつけます。
通常よりかなり高い値段で販売しているにもかかわらず、補助金だ、何だと嘘を言って、お客さんに高額な蓄電池を買わせるケースもあるのです。
このような悪徳業者に騙された場合、蓄電池を買っても損したと思う事があるでしょう。
特に高齢者の方は、災害対策だとか国が推奨しているとか言われて騙されるケースもあるようです。
蓄電池を購入して損したと思わない人がいる?
深夜電力で電気代が下がった
蓄電池を買うと損するというネット記事も見られますが、本当に蓄電池の購入は損することばかりでしょうか?
蓄電池を購入しても、損したと思わない人がいます。
特に蓄電池を買う事で電気代が大幅に下がった人は、損したとは思わないでしょう。
なぜなら、蓄電池は深夜電力を利用して電気を貯めるので、電気代が下がったという声も多いのです。
蓄電池の購入に補助金が出た
蓄電池を購入する時、まずネックとなるのが価格です。
安くても蓄電池は約100万円します。
100万円以上の蓄電池を購入するのが難しいという人でも、補助金が最大60万円もらえるならどうでしょうか?
この際、蓄電池を購入したいと思う人もいるでしょう。
蓄電池を購入して損したという人の中には、このような補助金があるという事を知らなかったケースも多いです。
蓄電池を購入する際は、どのような補助金が利用できるのか調べてからにしましょう。
保証期間が長いので安心できる
例えば、一般的な電化製品の保証期間は1年です。
蓄電池で損したという人も多いですが、蓄電池の場合、日本のメーカーから購入すると保証期間が10年~15年という事も珍しくありません。
保証期間ですから、その期間内で何か保証対象になっている不具合や故障があった場合、メーカーが修理などをしてくれます。
最初に蓄電池は高いと感じている人も多いのですが、このような保証が付いているのを知らない場合もあるようです。
蓄電池は高い、損したと感じる前に、長期保証があるかどうか調べてみましょう。
蓄電池を買うなら太陽光発電もセットで損しない?
「蓄電池のみ」と「太陽光発電セット」の損得
蓄電池購入を検討されている人の中には、太陽光発電セットも一緒に付けた方が良いのではないか?と思っている方も多いです。
確かに、深夜電力を蓄電池に貯めて使うより、太陽光発電とセットで発電して使った方が得した気分になります。
ただし、当然ではありますが蓄電池だけ買うのと、太陽光発電とセットで併せて買うのとでは、導入費用が異なります。
また、卒フィット※などがあるので、太陽光発電は売電ではなく蓄電が主流になっているのです。
蓄電池のみと太陽光発電セットも込みの価格を調べて、どちらが損得なのか比較してみましょう。
※フィット(FIT=固定価格買い取り制度)とは…エネルギーの買い取り価格を法律で定める方式の助成制度。(Wikipediaより)
蓄電池だけは必要か?
蓄電池で損したと考える人の中には、太陽光発電セットと一緒に買えばよかったという後悔の声も多いです。
太陽光発電で貯めた電気を蓄電池で貯めて使う事で、家の電気を賄えば良いという考えになります。
つまりこのような方は、蓄電池だけならあまり必要では無かったと考えています。
でも、蓄電池単体でも深夜電力を活用し、電気代を下げる事はできます。
太陽光発電セットと一緒じゃないと損するわけではありませんが、設置費用などを考えると一緒に使いたいと思うなら、
蓄電池と太陽光発電セットを同時に付けた方が良い場合もあるでしょう。
太陽光発電セットと蓄電池の価格
以前は、家庭の屋根などに付ける太陽光発電セットが約300万円しました。
現在は、性能が良くなったうえに価格が下がり、約150万円です。
つまり、以前の半額程度で太陽光発電セットを付けられます。
蓄電池は100万円~160万円が主流ですが、太陽光発電セットと同時に付けることで、設置工事費用を抑えられるでしょう。
他にも、蓄電池には補助金が出ます。
太陽光発電セットで発電した電気を蓄電池に貯める事によって、自家発電が可能になり、電気代がほぼ不要という家庭も増えてきているのです。
蓄電池のみと、太陽光発電セットと併用して使用するのが損をするのかどうか、よく考えて選んでください。
蓄電池で損したと考えている人の口コミ
蓄電池業者選びで失敗
家に訪問販売で来た蓄電池業者の口車に乗り、高い蓄電池を購入してしまいました。
その業者は補助金があるという事も教えてくれず、とにかく電気代が下がるから蓄電池を付けた方が良いという一点張りで、根負けして買いました。
結局、あまり電気代も下がらず蓄電池のローンだけが残った感じで、失敗して損したと言えます。
補助金を使えず損した
友人が蓄電池を付けたという話を聞いて我が家も蓄電池を付けたのですが、自治体の補助金を知らずに設置した後気が付きました。
後2カ月早く補助金を知っていれば良かったのですが、損した気分です。
蓄電池を設置する際は、住んでいる自治体や国から補助金が出る場合もあるので、皆さんは有効活用してください。
ネットの情報を信じて後悔
ネットで口コミが良かった業者に蓄電池設置を依頼しました。
でも、実際はその業者が悪い業者で、かなり高く蓄電池を売りつけようとしたのです。
口コミもその業者が作って流していたのでは?と疑いたくなるほどひどい対応。
結局他の業者で蓄電池を取り付けましたが、ネットの情報だけを信じて後悔するところでした。
蓄電池で損した?口コミまとめ
蓄電池は、今無いと困るというものではありませんが、使っていくうちに電気代が下がっていることに気が付いたり、災害時に役立ったりします。
ただ、導入費用が高いので、損したと感じる人が多いのも現状です。
補助金などを上手に使えば、損したと感じにくいかもしれません。
蓄電池を購入する前に、補助金や太陽光発電との併用なども検討してみましょう。
太陽光設置関連の知って得する情報
太陽光・蓄電池・電気自動車などは、エコ関連での補助金の情報が毎年更新されます。
補助金の限度額、支給額など。
そういった情報について、こちらのページにまとめていますのでご覧ください。