太陽光設置ブームも落ち着き、いよいよ定額買取からの卒業(卒FIT)の方も相当数出てきました。
卒FIT後も、各電力会社では買取を継続するプランがあります。
しかし、当然のごとく半額以下の価格です。
そこで登場するのが自家発電・自家消費です。
自家消費をうまく回すためには蓄電池が必須。このため、蓄電池を買おう!という人が増えています。
他にも最近の台風や地震被害で「蓄電池・ソーラーを設置していたおかげで停電時も助かった」という方がいます。
- 卒FITに向けて蓄電池を購入したい
- 過去に豪雨災害や地震で被害を受けたときに停電で困ったので今後のために蓄電池を購入したい
これらの方に向けて、このページでは「蓄電池を購入するにはどこがおすすめなのか?」をまとめています。

このように悩んでいる方に、購入したい蓄電池の種類によっておすすめの購入先も変わるので、ぜひ参考にしてくださいね。
蓄電池の種類は大きく二種類。その違いとは?
蓄電池とひとくくりに言っても、大きく分けると3種類あります。
- 設置工事が必要な蓄電池。大容量の一戸建て向けがこちらにあたる
- 設置工事不要な蓄電池。主にマンション向けの小型がこちらにあたる
- 設置工事不要。蓄電池というよりバッテリーといった方がいいもの。主にパソコン向けの緊急時用
今回は災害時に利用できるものなので、1と2をメインに説明しますね。
1.設置工事が必要な蓄電池。大容量の一戸建て向け
設置工事が必要な蓄電池はどこで買うの?おすすめの購入先を調査しました
設置工事が必要な蓄電池というのは、主に一戸建て向けの太陽光と接続するタイプの蓄電池になります。
このようなタイプについては、専門業者に依頼しないと設置できません。
容量は大きいですが、基本的に単価100万円を超えるようなものになります。
補助金が受けられるタイプのものも多いので、補助金の申請の代行や保証が手厚い業者で購入・工事をしてもらうのが良いでしょう。
設置工事が必要な蓄電池はどんなものがあるの?基準は?
設置工事が必要な蓄電池の代表的なものは、こちらの記事にてまとめています。
卒FITや災害時の備えのために、家庭用蓄電池を導入したいと考えている方が最近増えてきています。 検討中の方に話を聞くと、一番気になるのが設置費用という人が大半です。 そこで、 どれくらいの価格で取り付ける事ができるのか[…]
一戸建てに設置し、太陽光と連携して日中は蓄電池と太陽光の電気を使用。
夜の安い電気料金で蓄電するものになります。
非常用電源としての使用はもちろん、日中の電気使用量を削減するのにも活躍します。
設置費用が安い蓄電池はどんなもの?
蓄電池の設置費用は基本的に蓄電容量1kWhあたり、本体+工事費込みで約15〜28万円が相場と言われています。
設置業者による違いはあるものの、大きく関係してくるのは蓄電池の蓄電容量=サイズになります。
設置費用が安い蓄電池となると、容量が小さいものになります。
容量が小さいと日中の電気代の代わりを担わせるのは難しくなってくるため、基本的には太陽光発電の補助的な役割になります。
自分の求める蓄電池の役割をよく考えて検討されると良いかと思います。
- 災害時に最大でどの程度の時間、電力供給できるのか
- 普段の電気料金がどのくらい下がるのか
- 設置費用を電気代で回収できそうなのか
代表的な検討事項はこのあたりだと思いますので、設置業者にもよく話を聞いて最終的な機種を決定しましょう。
蓄電量が一番高い蓄電池はどんなもの?
業界最大容量と銘打って販売されているものは「12Kwh 3kVA」となっています。
※参考:4Rエナジー家庭用蓄電システム
蓄電容量が大きくてもサイズが小さいものも今続々と出てきているので、容量と設置費用が単純に比例するということは無くなってくるかもしれません。
設置工事が不要な蓄電池はどこで買うのがおすすめ?
設置工事が不要な蓄電池は、昨今の台風被害や地震被害の際の停電対応として購入している方が増えてきています。
以下は2012年以降の蓄電池出荷台数推移です。
2019年以降は、特に卒FITと言われる太陽光発電の定額買取期間が終了する方が増えてくるので、それに合わせて家庭用蓄電池の需要が増えるのが予測されています。
これに伴い、蓄電池市場全体が活性化することにより工事なしで設置できる小型蓄電池もバリエーションの増加や価格の低下が見込まれます。
自分で蓄電池を探して設置するなら?
自分で蓄電池を探して設置するのであれば、Amazonや楽天市場でも購入が可能です。
Jackeryポータブル電源 400 大容量112200mAh/400Wh 家庭用蓄電池 PSE認証済 純正弦波 AC(…
こういった非常用の蓄電池については、置き場や実施に使用するときの状況も想定して商品を選ぶと良いでしょう。
最低限、連絡手段確保のために携帯やラジオのみ使えるようにしておくのか。
それとも冷蔵庫などの大型機器もカバーしたいのか。
このあたりが検討の材料になると思います。
マンション向けの蓄電池についてはこちらの記事でまとめています。
太陽光発電と蓄電池はセットのイメージがありますが、最近はマンションにも設置できる蓄電池があります。 そのため、マンションで暮らしている方の中にも蓄電池を検討されている方がいらっしゃるのではないでしょうか。 自然災害や地震があったとき[…]
不安の無いように、設置のフォローもしてもらえる専門の販売店で購入するなら?
最近は太陽光・蓄電池の設置業者でも、ネットショップを開設してポータブル蓄電池を販売しているところがあります。
こういった業者であれば、「ポータブルがいいのか、それとも設置工事の必要な大型を導入すべきなのか」の相談も可能です。
その一つの選択肢がこちらの「エナジーコンサルティング㈱」です。
元々太陽光・蓄電池の設置販売も取り扱っているため知識も豊富。
いざというときのサポートも万全です。
工事必要/不要な蓄電池まとめ
工事が必要な蓄電池については、大容量のものなので災害時も家全体の電力を1~3日持たせることが可能なものもあります。
ただ、価格が設置工事費用も含めて2~300万円と高価なのがネックです。
補助金が活用できる地域にお住まいの方なら、それを利用して設置費用をカバーすることもできるでしょう。
普段は電気代の節約、災害時には非常用電源として活用という2つの面を持つのは、工事が必要なほうの蓄電池になります。
工事不要な蓄電池については、購入して電源につないで充電するだけで使える手軽さがメリットです。
小型の太陽光パネルと連携して充電できるタイプもあります。
ただし、このタイプはあくまでも非常用電源としての側面が大きいので、普段使いで電気の節約、というのは出来ません。
それぞれのメリット・デメリットをよく理解して、蓄電池を購入してください。